まずは相談からでも大丈夫？
連絡を取る
設計事務所は高級住宅しか、あるいは芸術的で変わったものしか受け付けてくれないのでは、と心配される方もいますが、設計を依頼する建築主に対していい加減な対応をする設計事務所はありません。また、話をしただけでそこに設計を頼まなければならないとか、断れなくなると言う事もありませんので、気軽に連絡してみましょう。 連絡方法は電話でもメールでもかまいません。工事期間は工法や大きさなどによって異なりますが、依頼から完成までに約10か月～1年ほどかかります。土地が見つかっていない場合も土地探しから相談に応じてくれるところもありますので、建てると決まれば早い段階で一度相談してみましょう。
会って話をする
連絡が取れたら実際に会って、あなたが考えている計画を話してみましょう。資金計画についても自己資金、総予算の事などもこちらの考えを話しておきます。またこちらから一方的に話しをするばかりではなく、その設計事務所があなたの話したことについてどう考えているのかも聞きましょう。お互いの意見を交換するなかで、新しい事も見えてくるかもしれません。建設予定地が決まっているのならば一度見てもらい、ラフプランを作ってもらって計画のたたき台にするのも良いでしょう。そのたたき台を元に意見交換することで、各種の制約や展望が見えてきます。この経過の中で重要なことは、デザインの良さや住居の機能性が良いに越したことはありませんが、それよりも大切な事は設計者のものを作る姿勢、価値観、信頼性、建築主であるあなたとの相性です。
依頼するか決める
設計事務所では、プランの設計に設計料がかかります。初回の基本プランは無料で作成してくれるところがほとんどですが、数万円の費用がかかるところや、契約後にプラン作成をするところなどさまざまですので、依頼する前にしっかり確認をしておきましょう。家づくりは一生に一度のことですので、話をしてその設計者と合わないと感じたのなら、きっちり断りましょう。依頼しようと考えたなら条件を再度確認して、口頭だけでなく正式な契約書をお互いの為に交わしておきましょう。